特集 : 全国のお肉屋さん紹介有限会社 若山商店有限会社 若山商店 ドンドン商店街入口から約百メートル、商店街の中程の角地に自社ビルを構える。以前は住居だったのだが、戦後二代目がここに店舗を移し営業を始めたそうだ。「戦後からバブルにかけて上手くやったんですよ」と代表の若山 清氏は微笑みながら言う。 若山氏は軽く言うが、少し前まで近隣には肉屋が7〜8軒、商店街奥には市場もあり、市場内にまた3軒の肉屋があった。そんな激戦区で簡単に商売が上手くいくはずはない。 当然、価格競争となり各店が安売りを競い合った。中には安売りハムを何百本と仕入れ、露天商のように店頭に並べ、叩き売っていた店もあったそうだ。しかし、先代も当代もじっくりと構え、品物を吟味し続けた。その我慢と努力の結果が今にある。 現在はブランド肉を数多く取り揃え、その日の中で一番良い状態のものを選び販売。全体の売上は豚肉が多い。卸では、「はまポークがいい」とか、飲食店から「湘南の雰囲気を出したいので湘南ポークを」という要望にもキッチリと応える。配達は二人の息子さん達が担当してくれるので、店として卸の比重が多いそうだ。 昼時は店内で自家製惣菜弁当の販売もしている。店で作っている惣菜を弁当に流用した所、かなりの需要があり人気商品となっている。近所には学校も多いので、放課後ともなれば学生達が次々と惣菜を買いにくる。 毎月29日には「お肉の日」ということで、店頭での試食サービスなども試みている。やはり簡単に「上手くやった」訳ではないと言える。有限会社 若山商店食肉・惣菜全般安売りをせず品物を吟味し続け要望にキッチリと応える18 19全国のお肉屋さん成功事例集自家製焼き豚は、特製たれで40分間もみ込み、1本1本丁寧に作っている。とってもやわらかく、甘辛い味付けが女性に人気。調理なしでそのまま食べてもおいしく、おつまみにも。
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