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特集 : 全国のお肉屋さん紹介≪過去の掲載店舗一覧≫
ミート・デリカショップ にしだ 北九州の市場は、木造住宅の街並みに溶け込んでいる場合が少なくない。小倉北区到津、板櫃川のそばの到津市場もそんな市場のひとつ。 「ミート・デリカショップにしだ」は、昭和14年創業以来、戦前戦後を通して同じ場所・同じ建物で、国産和牛・県産豚肉・鶏肉などを厳選し販売。惣菜類は毎日新鮮な品作りにこだわり、主に季節の野菜などを使って製造。来店のお客様に安全・安心を心がけ販売している。 付近には大手スーパーが4件あり、それらができてからは客足が落ちたそうだ。それには「手作り趣向」を全面に出して行くことで対抗している。 特にテレビでも紹介されたお弁当は、趣向を凝らした豊富なメニューが大人気。女性向けのメニューも好評だ。1日約80~120個を販売する。ほぼ毎日同じお客様から注文を受けているという。 「スーパーは交雑種が多いので、うちは和牛一本で。お客様も和牛は味が違うし、口にしっとりくると言ってくれる。鶏は銘柄鶏の華味鶏と博多一番どり。豚は、黒豚など」。また、「今は核家族化が進み、精肉より毎日のおかずとして惣菜の方がよく売れる。創業以来、惣菜は化学調味料を一切使わず、薄味にこだわり、醤油や酢も創業以来変えていない。一番よい物を使って、素材の味を活かすやり方でやってきている」と代表の西田氏。 かつては、賑わいのあった北九州でも有数の市場。時代の流れとともに客足は遠退き、空き店舗も目立つようになった。創業から74年長い年月、地元に愛され続けている。まだまだ家庭の台所をあずかる主婦の強い味方である。
●立地・沿革
≪ 店舗図 ≫
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