カラフルなPOPを活用し、お客に絶え間なく情報提供。
それがきっかけでお客とのコミュニケーションも図りやすくなるという。
そのような姿勢や商品知識も、見習いたい食肉専門店の「技」のひとつだ。
山梨県甲府市相生1丁目4−19
TEL 055(224)3105
FAX 055(226)2009

●立地と沿革 最も近い駅はJR中央本線の「甲府」駅。駅から徒歩で約15 分。オフィス街にある単独立地。甲府駅南口を出て、商業ビルや金融機関などが軒を連ねる平和通りを直進、美術館通を右に曲がりしばらく行くと左手に「神戸牛のうし奥」が店を構えている。近くには、山梨県立県民文化ホールがあり、数々の催し物が開催されている。
●沿革 創業年は昭和2年。創業者は牛奥尹訓氏。昭和22 年に㈲牛奥商店へ移行した。
●客層 男女別には女性客が約90%、男性客は約10%ほど。職業別では専業
主婦約30%、勤め人約40%、学生約20%、飲食店その他は10%。販路は店頭売り20%、配達・納めが80%を占める。販売形態は対面・計量販売。
●品揃え 生鮮牛肉は甲州牛、甲州ワインビーフを中心に20 アイテム。生鮮豚肉はワイントンを中心に20 アイテム。生鮮鶏肉は国産鶏肉を中心に4アイテム。生鮮馬肉は国産馬肉を中心に販売。自家製造の食肉加工品はコロッケ・メンチカツ・ローストビーフ・ローストポークなど数種類。自家製造の惣菜はポテトサラダなど数種類。
●売上構成 生鮮牛肉が約20 %、生鮮豚肉約30 %、自家製惣菜・加工品が約
20%、その他30%。売上数の上位3品は1位が豚肉、2位牛肉、3位惣菜。
●販促 店舗内に入るとPOPなどが多く目に付く、一部を紹介すると、「和牛と国産牛の違いが書いてある一口メモ」、「牛の品種
(取扱商品の甲州牛、甲州ワインビーフなど)」が載っている分厚い本、「山梨県産の甲州牛、甲州ワインビーフ、甲州麦芽ビーフ、ワイントンの説明」など、お客さんにわかりやすいように、工夫してある。POPをきっかけに、お客さんとのコミュニケーションを大切にしている。 「甲州牛」は、山梨の豊かな自然の中で飼育技術の積み重ねによって丹念に育てられた霜降りもたっぷりな黒毛和牛。「甲州ワインビーフ」は、ワインを搾った残りのブドウ粕を飼料として育てた県産牛から生産された交雑牛。ワイン粕は、良質な繊維を大量に含んでいるとともに、ブドウの皮に含まれる成分が肉質の旨みを引き出す。「ワイントン」は、甲州の白ワインを生後2から3カ月の子豚に6カ月になるまで朝夕2回飲ませ病気にかかりにくい健康な体質に成長させる。ワイントンの一番の特徴は、脂身が多の豚に比べてさらりとしていて、甘み
と旨みがたっぷり。肉質は、柔らかくてジューシー。

≪ 店舗図 ≫

≪ 地図 ≫
